コンサル・こぼれ話

2010年09月13日

ど素人のビジネスマン

先週のクライアントの訪問日でのことです。
この企業で私は、青果部門の専門コンサルタントとして、お手伝いをしています。

いろいろと緒事情があって、前任の方が退職され、
今回新しくこの会社にAさんが入社されました。

Aさんの前職は、工業機械の設計です。
スーパーマーケットとは、何の関係もありません。


私は現場で、彼の行動を少しの間観察しました。

Aさんの動きは、なかなか機敏です。
慣れない職場で、リズミカルに作業をこなしています。

Aさんと話をしてみると、テキパキと適切に答えてくれます。
そして、
自分が必要だと思ったことは、すぐにメモを取ります

また、
自分が解らないことは、すぐに私に質問をしてきます


私はAさんの一連の行動を見て、「Aさんは伸びる」と確信しました。


それは、素直で前向きな態度であることです。
素直な人は、確実に伸びます


Aさんは、入社2週間程度、まだまだラッピングの仕方も形になっていません。
今日は、野菜や果物のラップの仕方も教えました。
(正確に、疲れない、経費をおさえる方法)

仕事は、まだまだ今からです。


しかし、私は何の心配もしていません。


当日は、欠品が少しありました。
発注が上手く出来ていないようなので、
私は、Aさんをストア・コントローラの場所まで連れて行き、2種類のPOSデータを出力し、単品別の日々の販売実績と発注や在庫の仕方の要領を教えました。


Aさんには、
とりあえず、野菜と果物のベスト10アイテムだけは、欠品しないように注意することを教えました。
するとAさんは、ベストレポートの10位アイテムの下に基準ラインをマーカーで引きました。(私はこの時指示をしていません)


仕事は、指示された事だけやるのでは、ただのサラリーマンです。

一方、主体的に考えて行動するのがビジネスマンです。


しばらくの間は、欠品などでお客様にご迷惑をお掛けすることが有るのではないかと思いますが、時間がたつにつれ、お客様から支持される良い売り場を作ってくれることと思います。


この店は、在庫が全体に過剰気味だったのですが、
Aさんに交代してから、現状では、ほぼ適正量に近付いてきています。
売上は、まだ期待できませんが、荒利益率は間違いなく改善します。


何といっても、商品の一つひとつの鮮度はアップします。
お客様の期待には近付くはずです。


「ど素人のビジネスマン」のこれからを大いに期待し、応援していきたいと思います。

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