スーパーマーケットの業務改善事例(九州)

2015年11月09日

スーパーマーケットの作業指示書を活用した戦略

基本情報

■プラン
作業指示書を用いた業務改善
■料金
月10万円

主力スタッフが退職したスーパーマーケットのコンサルタント

重要なポジションのスタッフが退職して、現場が効率的に回らなくなったスーパーマーケットにも関わらず、その年の売上が前年を超えた事例です。

1件目は北陸地方で営むスーパーで、お盆期間がお正月を超える集客見込みがあるにも関わらず、青果部門の男性チーフと優秀な女性スタッフの退職が決まりました。現場はパニック状態のなか、繰り上げで鮮魚部門から異動してきた新しいチーフと立て直しの戦略を立てていきました。

このスーパーマーケットはコンサル5年目に入っており、基本的な作業訓練などは終えていました。作業指示書の書き方も定着していたので、それを強化するかたちで業務改善にあたったところ、結果はうまくいき、前年より粗利は微増、売上も5%アップしました。技術力が大幅にダウンした中での売上アップですので、功績だと考えます。チーフとしての経験が少ないと現場とコミュニケーションを取るのが難しいところですが、作業指示書を活用した戦略でコミュニケーションもしっかり取れ、強いチームを作れたことも勝因だと思います。

作業指示書で戦略を立て直しカバーする

九州のスーパーマーケットでも同じような事例がありました。このスーパーマーケットでは売り場の2番手が7月いっぱいで退職することになりました。こちらもお盆の戦略が非常に重要な店舗です。首都圏から帰省してくる家族のためにご馳走を作るなど、売上が伸びる時期ですので、現場の欠員は早急に対策しなければなりません。

しかし、こちらのスーパーマーケットも作業指示書がしっかりと回っており、在庫過多も見直され、スタッフの生産性も上がっている状態だったため、引き継ぎも効率的に行われました。カートの扱い方や陳列方法など、作業訓練も日々意識された店舗でしたので、この厳しい状況の中でも、前年と比べて売上を110%、粗利も115%まで伸ばすことができました。経験5年ほどで、若くて体力のあるスタッフが仲間をひっぱり、達成できた数字でもあると思います。

この2つの事例からもわかるように、作業指示書でしっかりと現場が回っていると、主力スタッフが抜けてもその穴を補えることがわかります。現場の主要人物に頼ることも大切ですが、作業指示書でしっかりとした戦略を練ることで、チーム全員の力が底上げされたのではないかと思います。

スーパーマーケットの営業戦略・コンサルティングを承ります

生産性向上セミナー