スーパーマーケットの業務改善事例(九州)

2015年08月18日

競わせることで売上アップした九州のスーパーの事例

基本情報

■プラン
業務改善全般(主に青果部門、2社をグループコンサル)
■料金
10万円(A社、B社それぞれ、2ヶ月に1度の訪問)
■期間
A社:2年目(継続中)、B社:半年(継続中)

商品陳列

A社とB社をグループコンサル

九州のスーパーで青果部門の売上アップを目指したグループコンサルの事例です。2つのスーパーは、オーナー同士が知り合いで良好な関係だったため、同じ課題を与えて競争させることで売上アップを狙いました。
今回の九州のスーパー2社は店舗のイメージも異なり、一方はベーシックな作り、もう一方はオシャレな作りです。両店とも売上アップを目標にコンサルティングを始め、A社に対しては2年目、B社は半年ほどになります。毎月交互に訪問する形で、料金は各社10万円です。

A社は品質を重視し、値段だけの顧客をターゲットにしない、他のスーパーとは一線を画した店舗です。しかし、コンサル開始の状況は在庫過多で、売り場の鮮度も良いものではありませんでした。また、作業オペレーションレベルも低く、教育も受けていなかったため、カートの使い方や加工手順など、基本的なことから指導にあたりました。
独自の取り組みとして、コンサル以前から日曜日に、スーパーの駐車場でお祭りのように朝市を開催していましたが、安くても品質の悪い商品があったり、仕入れの量も適正ではなかったりと、ロスが相当出ている状況でした。

B社は競合店がありつつも、地域一番店です。しかし、在庫が多く、作業訓練もされていないため、生産性の低さが目立ちました。
そこでA社とB社に共通の課題を持たせて取り組みました。

トマトでスーパー青果部門の売上アップ

商品陳列

青果部門の中で最も売れるトマトに注目し、売り場作りに力を入れました。2社に同じように与えた課題でしたので、ライバル意識を持って取り組んでもらえたと思います。
その結果、A社は昨年、前年比130%後半の数字を出し、今年も150%まで伸ばしています。一方、B社も同じようにトマトで前年比201%、青果部門でも前年比120%弱の売上アップになりました。

両社ともに、過剰だった在庫は見直され、安いだけの商品を仕入れるのではなく、見合ったグレードのものに変更されました。働くスタッフも、これまでは実績に自信が持てない様子でしたが、売上が伸びたことで目の色が変わってきたと思います。
これからも部門の担当者だけが問題を抱えるのではなく、店長やオーナーとも課題を共有化し、さらなる売上アップを目指していきます。

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