スーパーマーケットの業務改善事例(その他)

2015年10月20日

やる気の出るスーパーの人事制度

基本情報

■プラン
人事制度の確立

スーパーの人事制度を見直す必要性

スーパーの業務改善を行わせていただくにあたり、店舗のコンセプト作りや売り場作り、新商品の開発などの他にも、パートさん含むスタッフの方々の作業改善や接客・接遇のスキルアップなど、様々な分野で関わらせていただきます。

例えば、スーパー経営において、経営層と営業メンバー、現場スタッフのコミュニケーションがしっかりと取れていないことも多く見受けられるため、コンセプトや目標意識を明確にしたり、問題の整理を行うためにも、月1回は集まって情報共有やコミュニケーションを取る場を設けます。そうすることによって、経営層やその他メンバーの意識も変わっていき、売上アップ・利益向上につながっていきます。

人事制度に関しても、なんとなく昔からのやり方をずっと続けてきており、時代に即していなかったり、きちんと確立されていないことも多くあります。人事制度が個人の成長にリンクしていないと、スタッフのモチベーションを低下させてしまうことにもなりかねませんので、スタッフのやる気を出し全体的に職場内の働き方を改善していくためにも、人事制度を見直す必要があります。そうすることによって、良い相乗効果が生まれ、さらなる売上アップ・営業利益アップが期待できます。

社会保険労務士も加わり「やる気の出る人事制度」確立を目指す

今回は、社会保険労務士の方にもご一緒していただき、「やる気の出る人事制度」を考えていった事例をご紹介します。 「やる気の出る人事制度」の確立にあたっては、スタッフの方々が何をするべきか、自信で考え行動し、自分のスキル・給与を上げていくなどの意識改善を含めて、スタッフがやる気を持てるように工夫しました。

従来、人事制度は社労士が中心となって進めていくものですが、年間かなりの金額を投じているにもかかわらず、何の成果も生んでいない状態でした。例えば、残業の問題や給料の払い方などをとっても、どうも現場に即していないと感じました。弊社だけでは決めかねる問題ですので、経営層を交え、社労士にも協力していただき、人事制度を見直しました。
具体的には職務規定などの社内ルールを改めて確認、見直しを行い、残業をゼロにするための働き方などを提案していきました。

現在は、各リーダーの足並みをそろえるために、人事評価者の教育にあたっています。一般的な社会人としての働き方をはじめ、部下の教育訓練、営業の基本4原則、接遇スキルや業務スキルの向上など、ひとつひとつ指導し、スーパー各部門ごとの課題を洗い出しています。今、会社が何を目指し、何をやろうとしているのかを理解させるとともに、パートスタッフも含めて、個人のスキルアップを図る必要があるからです。

「やる気の出る人事制度」を導入したことで、現場の雰囲気も明るくなり、より売上を意識した元気な組織に変わってきたと思います。

スーパーの人事制度の確立なら「サミットリテイリングセンター」

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