リサーチレポート

2008年11月03日

マックスバリュ豊中緑丘店・リニューアルオープン

「光洋」と「マックスバリュ」のハイブリッドスーパー誕生。

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生鮮4部門(青果、鮮魚、精肉、惣菜)は、光洋のスタッフ、グロッサリーと日配は、マックスバリュのスタッフが担当する店。生鮮に強い光洋とグロッサリーに強いイオンの融合という戦略。

11月1日は、開店前から、店頭に300人程度のお客が詰め寄せていた。開店9時の少し前にオープン。開店後9時半ぐらいには、12台のレジに、各20人程度のお客が精算待ちをしている状態で、地域のお客の期待を大いに感じる。

豊中緑丘店がある地域は、豊中市の北部に位置し、閑静な住宅街の真ん中に位置する好立地。

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元々ゴルフ練習場の広大な跡地にマックスバリュが、物販や飲食、病院を有するN.S.C.の核店舗として出店した。私は、出店からの間もない(オープン2年目)改装でびっくりしたが、光洋と融合した店舗を見て納得。

内装のデザインは、私の知人でもある西川隆氏のプログレスデザイン(光洋のデザイン担当)が設計を行なっている。
西川氏と現場で出会い、10分ほど立ち話で照明など内装のことをお聞きしたが、プログレスデザイン設計の従来の光洋の店舗と比べると、デザイン的にはかなり抑え気味の感がある。ここあたりがイオンを感じるところでもある。

開店前日からチラシ攻勢。オープン前日の10月31日、開店予告チラシ(B3タイプ)で、特に鮮魚と精肉の部門をアピール。イオンカード、開店記念5%引き付き。
11月1日、リニュアール・オープンチラシは、B2の大型サイズの短日タイプ。ここでも、鮮魚と精肉を中心に生鮮部門をアピール。

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11月2日はB2サイズ、短日タイプで、チラシの片面を精肉で使い、鹿児島産和牛を前面にアピール。

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11月3日はB2サイズ、2日タイプで、同じくチラシの片面を惣菜で使い、味や出来立てをアピール、4日は、恒例の火曜98円均一セールという校正。

また今回、私の自宅の方(緑丘店まで車で7~8分程度、緑丘店と曽根店の中間)に開店数日前、光洋の馬鹿デカイB2サイズのチラシが入っていた。
緑丘店を取り囲むように、箕面店(箕面市、緑丘店の北方向)、山田店(吹田市、緑丘店の東方向)、曽根店(豊中市、緑丘店の南方向)、江坂店(吹田市、緑丘店の南東方向)などがあるが、通常私の自宅のほうには、光洋のチラシは入らない。
このことから、光洋を認知していないお客に、事前にアピールする戦略であるように思う。

ともあれ、マックスバリュ緑丘店は、改装前も非常に地域の支持を受けている店舗。他のマックスバリュの店舗と比べても、ふぐやカニ、牛肉などを中心とする高額商品の売れ行きはよかったはず。今回、光洋との融合で、益々強い店になったという印象である。

今後、年末年始商戦に向かい、MD戦略の売り場展開を見るが楽しみであるし、定期的に観察する店舗の一つにしたいと思う。


スーパーマーケットの営業戦略として、
「生鮮を差別化して強化し、グロッサリーで効率化をはかり、徹底して稼ぐ」
というのが基本にある。

緑丘店は、その意味で理想的であり、現実的に競争力の強い店舗である。

そういう意識で、緑丘店の視察をしていただければ、大変勉強になり、自社の戦略立案に役立つと共に、今後の努力する方向性が見えてくるのではないだろうか。

お客様の目線に立てば、「生鮮の鮮度、品質が良く、グロッサリーが安い店」そして、「チョットだけ、お洒落な(楽しい)店」が買い物したくなる店であると思う。

是非一度見学していただきたい。

北大阪急行・千里中央駅、阪急宝塚線・豊中駅から共に阪急バス(10分から15分程度、緑丘・バス停・下車すぐ)が便利です。遠方の方は、大阪伊丹空港からタクシー(15分程度)か、大阪モノレール(少路駅・下車、徒歩15分程度)利用が便利です。

ちなみに、サミットリテイリングセンターもすぐ近くです。
ご連絡いただければ、ご案内できるかもしれません。(笑)

サミットリテイリングセンター
チーフコンサルタント
              新谷千里

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