スーパーの経営戦略入門
2010年09月24日
最低賃金のアップと生産性の向上
最低賃金がアップするという話題を現場で時々耳にします。
従業員全体に対して、パートタイマーやアルバイトの比率が高いスーパーマーケットにおいて、時給アップは、確かに問題であることは間違いありません。
営業利益率の低い企業にとっては、深刻で大きな問題であると思います。
従業員の勤務時間の短縮を考えている会社も多いのではないかと思います。
しかし、私は、時給が上がること自体に問題の本質があるとは思いません。
問題なのは、会社の生産性が低いことです。
少し解りやすく言うと、
1人時当たりの生産量が少なすぎるということ、
〃 の生産付加価値(粗利益)の料が少ないことです。 時給100円当たりの生産性が低すぎるとも言えます。
たとえ時給が安くても、生産性が低ければ、実質的に高い時給で人を雇っているいうことになります。
時給が800円から10円上がったとして、
アップ率は、
10円÷800円×100=1.25% です。
仮にパート・タイム社員の給与比率が60%である会社の場合、
会社全体の給与のアップ率は、
1.25% × 0.6 = 0.75%
ということになります。
ここまでの計算は、あくまでパート社員が、全員最低賃金の該当者である場合です。
現実にはあり得ないことだと思います。
実際には、微々たる比率であるのです。
私の経験上、
人時売上高(売上高÷投入人時)15,000円の店舗が16,000円にアップすることは、ざらにあります。
この場合の生産効率のアップ率は、
16,000 ÷ 15,000 × 100 ≒ 107%
です。
荒利益率が変わりなければ、人時生産性(粗利益高÷投入人時)も107%のアップとなります。
私がクライアントの現場で、作業改善を行えば、これくらいの生産性は、簡単に上がる場合が殆どです。
具体的な事例としては、
レジ部門がわかりやすいと思います。商品登録と金銭授受に、早い人と遅い人の差が相当ありますが、一寸とした訓練で確実にスピードはアップします。
生産部門においては、
先ず、補充作業や加工作業など、全体の作業時間の中で、多くの時間を要する作業に目を向けます。
・売場別(作業種別)の商品振り分けとカートへの積み込み
・カートの使い方
・積み込み量
・両手作業
・補充時間帯の変更
・仕越し作業の徹底
・作業指示書の活用
など、少しやり方を変えただけで、単位時間当たりの作業量は、大幅にアップします。
尚、これらは、現場における、一例に過ぎません。
このように、人時当たりの作業量が増えるということは、生産性が確実にアップするということです。
http://www.summit-rc.com/wp/wp-admin/admin.php?page=backwpupeditjob
改善実績として、結果を出すには、
1.無駄な人時をカットする
2.作業処理スピードがアップして余った人時を、
企画発注や販売計画、陳列演出、関連販売、試食販売、部下の教育や訓練など、
付加価値業務に充てる
ことをすれば、社員のスキルアップや売場の活性化が可能となり、会社も利益が拡大する方向に向かいます。
既存店の売上高アップが望みにくい環境下にあっては、人時生産性の向上は、重要な取り組み課題であり重要戦略です。
時給が上がるということは、働く従業員にとっては、嬉しいことであり、仕事に対する張り合いも出ます。
社員が楽しく働く職場は、より一層生産性が上がりやすくなります。
もし、あなたの会社が、生産性が高くないと感じていたら、早急に業務改善に取り組んでください。
そして、スピードアップと費用対効果を高くしたければ、
即、サミットリテイリングセンターへご相談ください。私たちは、多くの実績と、他には真似できないメソッドを持っています。
【お役立ち:関連記事の紹介】▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
■生産性の向上に舵をとれ! ⇒http://www.summit-rc.com/blog/2770/
■最低賃金のアップと生産性の向上http://www.summit-rc.com/blog/manage/228/
■最低賃金など考えるな!(1) http://www.summit-rc.com/blog/improvement/738/
■会議の生産性アップで、スーパーマーケットが変わる! (前編) ⇒www.summit-rc.com/case/2714/
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼ 業務改善の多くの 『成功事例』 を紹介しています。▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
■ コンサルティングの業務改善事例 ⇒http://www.summit-rc.com/case/genre/consulting/
従業員全体に対して、パートタイマーやアルバイトの比率が高いスーパーマーケットにおいて、時給アップは、確かに問題であることは間違いありません。
営業利益率の低い企業にとっては、深刻で大きな問題であると思います。
従業員の勤務時間の短縮を考えている会社も多いのではないかと思います。
問題は、生産性が低いこと・・・時給アップは問題ではない!
しかし、私は、時給が上がること自体に問題の本質があるとは思いません。
問題なのは、会社の生産性が低いことです。
少し解りやすく言うと、
1人時当たりの生産量が少なすぎるということ、
〃 の生産付加価値(粗利益)の料が少ないことです。 時給100円当たりの生産性が低すぎるとも言えます。
たとえ時給が安くても、生産性が低ければ、実質的に高い時給で人を雇っているいうことになります。
時給が800円から10円上がったとして、
アップ率は、
10円÷800円×100=1.25% です。
仮にパート・タイム社員の給与比率が60%である会社の場合、
会社全体の給与のアップ率は、
1.25% × 0.6 = 0.75%
ということになります。
ここまでの計算は、あくまでパート社員が、全員最低賃金の該当者である場合です。
現実にはあり得ないことだと思います。
実際には、微々たる比率であるのです。
業務改善の本質を知ることが重要
私の経験上、
人時売上高(売上高÷投入人時)15,000円の店舗が16,000円にアップすることは、ざらにあります。
この場合の生産効率のアップ率は、
16,000 ÷ 15,000 × 100 ≒ 107%
です。
荒利益率が変わりなければ、人時生産性(粗利益高÷投入人時)も107%のアップとなります。
私がクライアントの現場で、作業改善を行えば、これくらいの生産性は、簡単に上がる場合が殆どです。
具体的な事例としては、
レジ部門がわかりやすいと思います。商品登録と金銭授受に、早い人と遅い人の差が相当ありますが、一寸とした訓練で確実にスピードはアップします。
生産部門においては、
先ず、補充作業や加工作業など、全体の作業時間の中で、多くの時間を要する作業に目を向けます。
・売場別(作業種別)の商品振り分けとカートへの積み込み
・カートの使い方
・積み込み量
・両手作業
・補充時間帯の変更
・仕越し作業の徹底
・作業指示書の活用
など、少しやり方を変えただけで、単位時間当たりの作業量は、大幅にアップします。
尚、これらは、現場における、一例に過ぎません。
このように、人時当たりの作業量が増えるということは、生産性が確実にアップするということです。
http://www.summit-rc.com/wp/wp-admin/admin.php?page=backwpupeditjob
改善実績として、結果を出すには、
1.無駄な人時をカットする
2.作業処理スピードがアップして余った人時を、
企画発注や販売計画、陳列演出、関連販売、試食販売、部下の教育や訓練など、
付加価値業務に充てる
ことをすれば、社員のスキルアップや売場の活性化が可能となり、会社も利益が拡大する方向に向かいます。
生産性の向上は、重要戦略
既存店の売上高アップが望みにくい環境下にあっては、人時生産性の向上は、重要な取り組み課題であり重要戦略です。
時給が上がるということは、働く従業員にとっては、嬉しいことであり、仕事に対する張り合いも出ます。
社員が楽しく働く職場は、より一層生産性が上がりやすくなります。
もし、あなたの会社が、生産性が高くないと感じていたら、早急に業務改善に取り組んでください。
そして、スピードアップと費用対効果を高くしたければ、
即、サミットリテイリングセンターへご相談ください。私たちは、多くの実績と、他には真似できないメソッドを持っています。
【お役立ち:関連記事の紹介】▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
■生産性の向上に舵をとれ! ⇒http://www.summit-rc.com/blog/2770/
■最低賃金のアップと生産性の向上http://www.summit-rc.com/blog/manage/228/
■最低賃金など考えるな!(1) http://www.summit-rc.com/blog/improvement/738/
■会議の生産性アップで、スーパーマーケットが変わる! (前編) ⇒www.summit-rc.com/case/2714/
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼ 業務改善の多くの 『成功事例』 を紹介しています。▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
■ コンサルティングの業務改善事例 ⇒http://www.summit-rc.com/case/genre/consulting/