スーパーの業務改善入門

2014年02月24日

リーダーの時間の使い方で会社もチームも結果は決まる

結果を出し続ける会社(チーム)とそうでない会社。
あなたの会社は、どちらでしょうか?
私は、仕事の都合上、会社のリーダー(社長、部長、店長など)に、一二回お会いしただけで、そのチームの力が大方解ってしまう。

チームは、リーダーで決まる。
そのリーダーのリーダーシップの中身で、そのチームの一年後、三年後の結果が、かなりの確率で決まってしまうと言っても過言ではない。

事例をいくつか紹介します。

1番目は、営業利益を前年比10倍にした、弊社クライアントのCOO。
このリーダーは、誠実で、前向き。だが、素直かというと、必ずしもそうではない。(私に対しては、そうではないが・笑)でも、これは裏を返せば、自分の考えがチャンと有るということ。
売上高は、前年比90%台の後半。人件費は、90%未満。広告宣伝費は、60%台。
特にこの1年、「目先の売上を追うな!」と指導させて頂いている。「売り上げは、行動した結果として、後からついてくる」と言い聞かせている。
残念なことに、今月の売上高は、前年比110%程度で推移している。少し出来過ぎであるが、胡坐はかかない。何時かは、また下がる時が来る。

『追っているのは、営業利益』強い会社にすること。利益が出れば、人財教育に投資する。目標までは、まだまだ遠いが、プロセスとしては、ほぼ計画通りに、推移している。


2番目は、業務改善活動を進めているが、結果が出ないということで、弊社に相談に来られたA社の業務改善担当部長。
話を聞いていると、目的は、『パートナーさん(おそらくパートタイマー)の働く環境の改善』という。何とも珍しい会社。目標は、とお聞きすると「分からない」とのこと。当然ゴールも見えていない。社長が言っていることを、反応的にこなしている。主体性を感じない。 リーダーが、何処に行きたいか分からないのに、大海原に航海をさせられる可愛そうな従業員のチーム。(実は、結構多いタイプ)


3番目は、弊社にコンサルタントを依頼しながら、最初は私共が訪問する日に同行していた。が、次第に参加しなくなり、そのうち担当者任せになってしまった。
これでは、まず結果は出にくいと言える。出ても高々しれている。

4番目は、以前指導させて頂いていた会社。久しぶりに常務(社長夫人)から、相談の連絡が入った。
「会社の経営状態が、かなり苦しい」という。
私のスケジュールが一杯で、ゆっくり対応出来ない時期だった。
仕方がないので、別のクライアント先に出向く予定日の前日夕方に訪問することにした。
そして、その旨を伝え返事を待っていた。
すると、「どうしても、夜にならないと社長の時間が取れないそうです」という常務からの返事。日曜日の夕方ということで、まさかと思い、常務に尋ねてみると「ゴルフみたいです」と、ビックリする様な答えが返ってきた。
なんという社長だろう。この期に及んで、まだそんなことをやっているのか。従業員を抱えるリーダーとしての自覚を全く感じない。

この様に、世の中には、色々なリーダーがいる。
この他にも、多くの事例はあるのだが、上手くいくかそうでないのかは、実は、簡単なところで分かれる。


結果を大きく変えるリーダーの時間管理


それは、リーダーの考え方(意思)ということは、当たり前のことであるのだが、意外と理解されていないのが、リーダーの時間の使い方なのである。
時間は、全ての人に平等に与えられているが、その使い方は様々。

ここでいう時間とは、スケジョュールに分刻みに予定を入れるということでは無く、公私共に、重要事項に確実に時間を割り当てるという考え方のことである。

一見同じことのように感じる方もおられるかもしれない。しかし、内容は全く違う。特に、目先のことでは無く、3か月後、半年後、1年、3年後と中長期の結果が大きく違ってしまいます。

人(人時)に作業を割り当てるのか、優先作業に人(人時)を割り当てるのか、の違いと同じような意味である。 バックルームの作業を工場のように、淡々とこなすのか、お客様の買い場を常に良い状態に保つための作業に、優先順位を付けて行うのか。どちらの行動を取るかは、いうまでもない。
これも、リーダーである店長や部門チーフの時間管理なのである。

当然のことであるが、会社のリーダーである社長の時間管理となると、内容も重要度も大きくなる。


品出しして仕事をしているつもりの店長は失格


品出しや掃除など、新米の社員でも出来ることに時間を消耗しているリーダーも多い。
一時的には、必要になる場合があることは承知している。
しかし、定例作業では困る。
意地悪を言ってしまえば、単純作業に時間を使うということは、それに見合う給料しか会社は払えない(貰えない)ということになってしまう。
高度成長期のように、ただ営業していれば、勝手に売上がアップする様な時代は、大昔のことである。
如何にお客様のニーズ、そしてウォンツに応える商品やサービスをお届けするかが、リーダーの主体業務である。そのための戦略作りや組織作り、協力者とのコミュニケーション。従業員教育・訓練、自己学習などなど、やらなければならないことは、山積みである。
前向きに考えて、やれること、出来ることが沢山ある。それらに、優先順位を付けて、戦略的に時間配分する。たとえ1時間でも、定時定例で行えば、半年後1年後には、大きな財産となって帰ってくる。そして、小さい変化が、相乗効果となって、チーム力を確実に付ける。 単純作業で時間を浪費しては、余りにも勿体無い。


社長の正しい時間管理が従業員を幸せにする


店長の時間の使い方の良し悪しについては、その上のリーダーである社長や部長の現場の『行動確認』の回数と内容で決まる。この現場確認の回数と時間配分が適正であれば、直ぐに問題点は確認できるし、改善活動に繋げることができる。
店長の持ち時間が主体業務に確実に投入されていれば、確実にチームの出す結果が変わってくる。

お客様の期待に対して、高いレベルで応えるためには、その直接的、間接的業務に対して、店長やチーフが、優先的に時間を使えるような、仕組みにしてあげることが重要である。

上記4つのリーダーの事例のように、職位に関係なく、チームリーダーの時間管理が、将来の会社(チーム)の業績や従業員の成長、そして、福利厚生や報奨制度など、職場の環境の出来を左右します。

・部下の教育と訓練
・商品開発やサービス改善
・マーケティング
・社内、社外とのコミュニケーション
・調査や分析
・健康維持
・自己学習
など、重要課題に対する時間配分を定時、定例で計画的に、確実に増やすことを考えて頂きたい。プロセスなしに結果はあり得ません。

有効時間の積み重ねが、成長を確実のものとします。

リーダーの時間管理。今一度現状の確認をお願いします。



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