スーパーの業務改善入門

2013年08月03日

視点を変える・・・在庫(1)

『在庫』の持つ意味を、正しく理解する

在庫に関して問題を抱えている企業が意外に多い。
また、その問題に気付いていない会社も意外に多い。


在庫の管理の良し悪しは、在庫その物事態の物理的問題だけに留まらない。
会社の生産性や営業収益に大きく関わるため、
スーパーマーケットの業務改善においては、最重要課題であるといっても過言ではない。

 確かな視点を持つ


ここでしっかり押さえておきたいことは、『物流』と『マテハン』などの視点です。

物流とは、
生産者から消費者側への商品の流れのことです。

マテハン(マテリアル・ハンドリング)とは、
『商品』の流れを効率よく進めるための技術のことです。

商品の移動距離を短くしたり、在庫量の適正化などが勘所となります。

1.流通経路が短く、移動手段も簡単で、
2.出来る限り商品に『人の手』を触れない状態で、
3.お客様にお渡しする
ための『技術』ということが出来ます。荷役・運搬・保管・加工・包装・陳列・清算という一連の物の流れを如何に科学的に効率よく低コストで実現するかがポイントです。


物の移動にかかわるあらゆる作業をムリ無く、ムダ無く行うことが高い生産性に繋がります。
その効率と効果が企業の利益に大きく関わる重要な視点です。


商品の流れが悪くなると、生産性が低下して、確実にコストアップを招きます。

 

在庫管理の不備は、
確実に生産性を低下させ、ムダなコストを発生させます。
結果として、人時予算のなかの比率を拡大させ、
付加価値業務の時間を減少さるという結果を招きます。

 

具体的には、主に以下の様なロスとコストを増大させます。

1.鮮度の低下
  食品スーパーとして、他の食品を販売する業態との差別化要因である、
  生鮮品や日配品などの鮮度低下

2.商品関係のロス
  在庫過多による、鮮度低下や汚損破損などによる値引き、廃棄の商品ロスの拡大
  在庫不足による、売り逃しの機会(チャンス)ロスの拡大

3.売場のマンネリ化
  在庫過多により売場の変化が緩慢になる

4.管理コストの増大
  過剰在庫を保管するための倉庫代や在庫の移動や管理のための無駄な人件費(人時)
  などの増大

5.キャッシュフローの悪化
  過剰仕入による、資金繰りの圧迫、短期借入金の発生など


結果として、実質的に仕入商品の原価を押し上げる結果となってしまいます。

競争が厳しくなる現在、課題店舗は、早急に適正範囲へ管理できるように、業務改善に着手することが重要です。



【つづきの記事】
 ■視点を変える・・・在庫(2) ⇒www.summit-rc.com/blog/improvement/286/

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