スーパーの業務改善入門

2013年07月30日

視点を変える・・・鮮度チェック(2)

スーパーマーケットにおいて、鮮度は最重要課題であることを前項でお話ししました。


鮮度は営業戦略上の基盤


これなしに、競争に打ち勝っていくことは出来ません。

しかし、この事を徹底していない、焦点を当てていない、レベルが低い店が多いように思います。


店長が、生鮮出身ではないので分からない・・・。
これでは、店長失格です。
特に、ジリ貧状態で、価格だけで競争しようとしている会社に多いように思います。


鮮度管理は、業務改善の重要課題


売り場の鮮度が悪いということは、品質管理と数量管理ができていないということを意味します。
品質管理のレベルが低いということは、『お客様からの支持』の低下を確実にします。競争優位性が低下するということです。

数量管理レベルが低いということは、仕入過ぎ、作り過ぎ、陳列し過ぎによる、商品ロスや、それに関わる多くの無駄な作業が発生します。
また、同時に欠品の確立も高まり、機会(チャンス)ロスが多く発生します。


品質管理と数量管理


鮮度アップのためには、品質管理と数量管理のレベルを上げることが重要なポイントです。

■品質管理の主な項目は、
・仕入基準の設定・・・・・・・品質、グレード、日付など
・温度管理基準の設定・・・冷蔵、冷凍、常温など
・販売管理基準の設定・・・加工日(時間)、陳列日(時間)、消費期限など
・鮮度チェック・・・・・・・・・・実際に現物を見て(変色、萎れ、ドリップなど)、触って、嗅いで確認

1.数値化(マニュアル)して、『見える化』して、P.D.C.A.のサイクルを回すこと
2.品質チェックの『実地指導、訓練』することにより、担当者のスキルを確実にアップすること
などを戦略的に行うことが重要です。


■数量管理の主な項目は、
・仕入数量
・加工数量
・陳列数量
などです。

仕入数量は、言うまでもの無く、POSデータと現場での数量確認(欠品などの確認)のセットでの管理が重要です。
注意点は、POSデータは時間がたっても分かりますが、売場の状況(欠品)は、その時々に現場を確認するしかありません。(正確には、録画などでITを駆使すればできますが?)
ですから、この2点を十分に確認する癖を付けることが重要です。


鮮度優先のオペレーションの構築


その他、数量管理の関連要点としては、商圏内の各種催事、競合店のプロモーション、天候、メディア情報などを注視することが重要です。

このように、鮮度管理のレベルは、競合店に対する差別化要素の上位課題であり、生産性にも大きな影響を及ぼします。
改善に当たっては、全社レベルで取り組みが必要であり、『地域一番の鮮度』を売る店を目指すべきです。

売場では、ボリューム感を出すことと、品質管理は表裏一体の関係でもあります。
お客様にお渡しする商品の鮮度維持のために、鮮度管理のルールを作り、日々の仕組みとして重点的に管理することが重要です。

【この記事の前記事】
 ■視点を変える・・・鮮度チェック(1) ⇒www.summit-rc.com/blog/improvement/280/


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■生産性の向上に舵をとれ! ⇒http://www.summit-rc.com/blog/2770/
■鮮度は、誰がチェックするのか ⇒www.summit-rc.com/blog/improvement/201/
■鮮度管理の強化が、一番の効率経営 ⇒www.summit-rc.com/blog/manage/171/
■差別化と中立化と生産性の向上 ⇒www.summit-rc.com/blog/manage/167/



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